内容説明
19年間、少女は何を見、何を経験したのか?「喜び組」候補生として青春を送った少女が、自らの肉体と感性で綴った「北朝鮮」。
目次
第1章 思春期の悩み
第2章 少女生活事情
第3章 「喜び組」候補生
第4章 脱出への道のり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lockwhite
1
著者の当地での生活習慣実態を余すところなく描写されています。そのことが真実なのか?または誇張されて書かれているのかは私には分かりませんが、物質的に困窮していてたと理解できます。しかしながら日本でも韓国でも貧しい時代はあったと聞いています。願わくばこの三国に素晴らしい未来が訪れるように祈るばかりです。著者には幸せに暮らして頂きたい。過去に生きずに未来に向かって生きてほしい。2025/06/29
Cana.
0
鰯石鹸と、共学による青春がとても印象深かった。2013/02/17
山葵
0
1997年出版。 本書の著者はごくごく普通の一人の女性である。北朝鮮における平凡な生活、5課候補に選抜され、最高指導者のそばで働けるかもしれないという期待、父親が「過ち」を犯したことにより成分が悪くなり、自分の思い通りの生活ができなくなっていくという絶望。 北朝鮮ではよくあるであろう、そんな日常をそのまま描いている。特に重要な内容があるというわけではないが、北朝鮮の人々の暮らしを覗き見ることができる。2023/10/25
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