内容説明
住友銀行元支店長が告発する、銀行という名の拝金カルト集団の実態。住専、ノンバンクを利用し尽した大銀行の手口、そして、加藤〓、小谷光浩らバブルの主役たちの実像を克明に紹介。
目次
第1章 「ふざけるな大銀行」の大合唱
第2章 銀行員の生態
第3章 バブルへの序曲
第4章 秩序なし、通達無視の無法地帯
第5章 仁義なき融資合戦
第6章 不良債権のミナモトここにあり
第7章 業績目標という名の十字架
第8章 弱いものには強く出ろ!の構図
第9章 住銀支店長、射殺さる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
109
銀行のバブル最盛期のころに、地上げなどに関わった銀行の支店長によるかなりの真相などを暴露した記録です。ある経済評論を読んでいて気になったので図書館で借りて読みました。当時はトップダウンによってかなりの不良債権を作り上げた銀行が結局はトカゲのしっぽきりで末端の逮捕などで終わってしまうことを嘆いています。マスコミも問題があると思います。トップが逮捕されるようになったのは、ある大銀行の総会屋事件からですね。割り引いて読む必要もあると思いますが、このような情報も知らしめておいた方がいいと思われます。2016/03/31
ブルドック
0
「住友銀行秘史」に登場するY支店長。「浮貸し」で捕まった山下さんの著作。住友銀行の各支店で、当時何が行われていたか、とても良くわかった。その一方で、私の頭が悪いのか、山下さんの何がどう犯罪なのか、良くわからなかった。2017/05/24
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