目次
人生福祉の実践事例
ソーシャル・ケースワークの定義
人間存在の相互依存
個人差
意識的活動の基礎
家庭
学校‐職場‐病院‐裁判所
ソーシャルワークの援助形態
ケースワークと民主主義
著者等紹介
杉本一義[スギモトカズヨシ]
1931年、福岡県生まれ。龍谷大学短期大学部、広島県立女子大学、立正大学、皇學館大学大学院を経て、弘前学院大学大学院・人間福祉学専攻教育顧問。近畿福祉大学学部長。社会福祉法人宇治福祉園理事長。その間非常勤講師、京都教育大学(28年間)、奈良女子大学(20年間)など。京都「いのちの電話」理事。日本カウンセリング学会認定スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
29
社会福祉の古典。リッチモンドがソーシャルワークとは何かを論じたものです。社会福祉実践は、クライエントの人格に働きかけ、その発達を促すことが目的であると繰り返し述べられていました。そのために、環境と個人との関係を正しく理解し、調整する必要があるとしています。また、社会改良や社会調査の重要性についても指摘されており、個人を環境に合わせて調整するだけではないのだと僕は思いました。また、ソーシャルワーカーは哲学を持つ必要性も説いており、人間とは何かを常に問いつづけなければならないのだと思いました。2017/08/19