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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
70
ポーランドでの大人気家族小説シリーズの一冊。婚約者の上から物言いなプロポーズを断ってしまったナタリヤ。彼女は気恥ずかしさのためにやんちゃな姪っ子を連れて海へ旅行に出かけようとしていた。ところが彼女は見知らぬ不機嫌男に突如、手錠を掛けられる!彼は婚約者の弟で兄を振った女を苦しめようとしていたのだ・・・、こんなぶっ飛びの展開からあんな着地点になるなんて(笑)でもイーダ姉さんの言う事はまさに的を得ています。後、聡明さがごっちゃになった妄想と自意識過剰故に高飛車なちびトラことラウラにはイラッとしつつも微笑ましい。2016/10/26
ぱせり
6
ナタリアのコブつき逃避行は、突発的でありながら、のんびりしていて、味わい深い場面がいっぱい。ボレイコ姉妹の「料理は錬金術」という言葉は名言だと思う。ちびトラとプィザの丁寧な「失礼ですが」で始まる口げんかがめちゃくちゃ楽しい。そして、どんな時代でも人々は力いっぱい生きているし、幸せになろうとしているのだ、ということが素敵で、元気になります。2010/12/01
dumpty
1
『嘘つき娘』から17年後の1994年。はう。2009/12/29