感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鏡裕之
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20世紀初頭の医師ハブロック・エリスの代表作。「同性愛は性倒錯でない」「自慰は有害ではない」など、性的偏見の打破にも功績のある、性科学の創始者。この巻にはサディズムとマゾヒズムについての分析が載せられている。日本のSMには愛がある。相手を観察し、「このタイミングだ!」というところで適切な言葉で罵り、適度な力で鞭打ちする。相手を感じさせるための強い行為。それで日本的サディズムである。だが、欧米のSMは違うようだ。面白かったのは、クモが虫を糸で巻く姿に興奮する人の話。そんな嗜好があったとは! 2013/11/24
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