内容説明
戦後すぐの一時期、熊本県芦北町田浦の小さな学校で素晴らしい教育が行なわれていた。学習に新聞や学校放送を取り入れ、子どもの眼を世界に開かせる実践をはじめ、試験大相撲や男と女の相撲大会などバラエティーに満ちている。その恩師の教育を教え子たちが教育学者・山本清洋を中心に事実を掘り起こし、分析を加えて、現代教育に不可欠な「人間教育」を提唱する。
目次
第1章 子どもを取り巻く教育環境と子ども(当時の教育状況;当時の子どもの状況)
第2章 池辺の教育理念(池辺の教師までの道のり;子どもとの出会い ほか)
第3章 池辺の教育実践(田舎の子どもの目を世界へ;子どもの特性を生かす授業)
第4章 放課後の授業(居残り授業;池辺流日本シリーズ ほか)
第5章 教え子の思いで(還暦祝いの思いで;池辺学級は日本一 ほか)
第6章 教師のポケット(私的ポケットと教育実践;文才と劇 ほか)
著者等紹介
山本清洋[ヤマモトキヨヒロ]
1942年、熊本県に生まれる。東京教育大学大学院修士課程修了。博士(教育学)、体育学修士。鹿児島大学名誉教授。現在は、「遊びとレクリエーション研究所」代表として研究と実践活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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