出版社内容情報
南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率は80%程度。最大マグニチュード9、死者29万人超と予想されています。本誌では来る巨大地震に備えるため、「前兆現象」と「地学」の二つの観点からあらゆる予知手段を検証します。地震予知の研究者・藤縄幸雄先生、地球科学の第一人者・鎌田浩毅先生など、地震のスペシャリストたちを取材します。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
70
Mook本なので、雑誌感覚でパラパラ読める。著者は退官後も防災教育に傾注されておられる鎌田浩毅京大名誉教授。①南海トラフ地震②首都直下地震③富士山噴火。この三つ災害にパスは無い。絶対起こる。(いつ起こるかは不明なところも)。特に南海トラフ地震は過去の記録の規則性から2030年代での発生が確実で絶対避けられない。関連する地震や噴火の発生の仕組みを理論的に説明。「地学を楽しく学び地震発生Xデーを正しく恐れる!」と呼びかける。ビジュアルで説明のボリュームも適当。この方面あまり馴染みのない方でも取っ付き易い。2025/09/24