目次
1 政治革命の一般的な構造
2 自認した動機と現実の動機
3 革命の過程での愚劣な現象
4 ワルデック=ルソー内閣がかき立てた疑惑
5 ドレフュス裁判が生み出した難問
6 ドレフュス事件におけるカトリックの役割
7 共和派貴族制
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LM
2
【通読】ドレフュス事件を学ぶ際に最初に読む一冊ではなかった(笑)。ジョセフ・レナック『ドレフュス事件史』(Joseph Reinach, *L'Affaire Dreyfus*, 1898-99)の批判にかなり紙幅を割かれているし、数多くいる登場人物一人々々についての記述は薄い。それでも、ソレルがドレフュス事件を革命と捉え、「愚劣さと崇高さとが分かちがたいほどごた混ぜになっている」(52)とし、矛盾した態度をとる者が多かったとしているのは興味深い。ただ、なぜドレフュス事件が革命的なのかはわからなかった。2021/06/16
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