内容説明
秋のある日のこと、かえるくんは、草むらで、よこたわったまま動かない鳥を見つけた。心配になったかえるくんは、友だちに、どうしたんだろうとたずねる。マックス・ベルジュイスのこの心うつ物語のなかで、やさしく、むじゃきな動物たちは、死、そして、生命の美しさを知るようになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
26
これも図書館に並んでいたのですが、梅雨とは関係ありません。死ぬこと、生きていることがテーマです。オランダの作家らしいですが、ほのぼのとした絵から、生きることの喜びが伝わってきます。2017/06/11
ツク 👾
25
図書館で借りました。 生と死をテーマとしてる絵本。この世の全ては必ず死を向かえる。生きていることは素晴らしい事だと子供たちに理解しやすく描かれています。そして、故人への感謝を持つ。短い文章と1枚1枚の絵だけで生と死を伝えられるこの絵本は子供たちだけではなく、大人にも読んで貰いたいと思いました。人生いろいろと凹むことが多いけれど、生きている今を楽しく過ごそうと思いました。2022/08/24
どあら
11
図書館で借りて読了。かえるくん達、埋葬のマナーがしっかりしてるね!(^^)2017/03/08
けんちゃん
10
先日ブックオフで購入したもの。やっと再読です。死ぬということ、生きているということ、尋ねられたら、この作品を読んであげたい。2013/08/28
けんちゃん
8
かえるくんのシリーズは、どれも深い語りかけで読者に迫ってきますが、今回はとりくんの死、そして埋葬を通じて生きていることの喜びを伝えてきます。シリーズに珍しく、とてもストレートに来たなぁ、という感じです。死を扱って重苦しい雰囲気を変えたかえるくんの「おにごっこしよう」は、唐突でありながら仲間たちへの思いにあふれた一言で響きました。2010/06/26