目次
第1章 5000年たっても変わらない石けん―石けんの歴史と文化
第2章 水の美しい国、日本―石けんの歴史はまだ100年
第3章 石けんはどうやって作る
第4章 洗うメカニズム―石けんの働き
第5章 どんな石けんを選べばいい?
第6章 人に近くて自然に近い―石けんの未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
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2018年490冊め。石けんと油脂好きにはたまらない本である。玉の肌石鹸社とミヨシ石鹸社の関係がよく分かった。今では当たり前になった液体石鹸の詰め替えパックを世界で最初に発売したのはミヨシ石鹸なのだが、発売当初は「貧乏くさい」と不評だったという。それでも「「小さな節約、豊かな未来」の標語を掲げる精神は素晴らしい。石鹸の歴史で戦後に石鹸が通貨代わりになったとか、旧ソ連から石けん300万個の注文が来たとか、災害時に行政から大量注文が来るとかのエピソードがあり、人の生活とは切り離せないものだと痛感。(続)2018/08/13