内容説明
本書は、無線機RF回路の設計技術の要点をまとめたものである。厳密な理論や動作解析の導出は、理解を容易にするため他の文献に譲ることにし、主にその導出の考え方や過程を説明している。その際にも必要に応じて数式およびその導出を示しており、これから理論を学ぶ技術者の参考としている。
目次
第1章 無線回路システム設計概要
第2章 RF回路設計の基本
第3章 RF増幅回路(小信号)の設計
第4章 ミクサ回路の設計
第5章 ローカル発振回路の設計
第6章 変復調回路の設計
第7章 電力増幅回路の設計
第8章 その他の回路
第9章 ダイレクトコンバージョン受信機
著者等紹介
上野伴希[ウワノトモキ]
工学博士。1948年富山県生まれ。1971年東京工業大学工学部電子工学科卒業。1971年松下電器産業(株)入社TVアンテナ、フィルタ、高周波回路デバイス、マイクロ波回路、ミリ波回路、衛生通信機器、携帯電話などの研究開発に従事。1985年テキサス大学客員研究員(2年間)。1994年工学博士(大阪大学)。現在、松下電器産業(株)中尾研究所調査役。早稲田大学理工学総合研究センター(北九州市)客員教授
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