内容説明
著者は、社会を蝕ばんできた売春の社会背景、その実態を、古代から現在に至る歴史のなかから発掘する研究をしている。本書は、明治以降から現在に至る研究の一端をまとめたものである。
目次
第1章 古代のころの売春(古代の貞操観念;売春婦の発生 ほか)
第2章 中世・近世のころの売春(鎌倉時代から安土桃山時代;江戸時代の売春の状況 ほか)
第3章 明治から終戦までの売春(明治時代の売春状況と背景;明治時代の対策(取締り) ほか)
第4章 終戦後の売春実態(終戦後の売春実態;終戦後の売春対策と取締り ほか)
第5章 性病の流れ、STDの問題(性病の流れ;STDの問題)
著者等紹介
吉田秀弘[ヨシダヒデヒロ]
1940年(昭15)長崎県佐世保に生る。1965年(昭40)専修大学法学部卒業。警視庁排命後知能犯・暴力犯担当を主に勤務、関東管区警察学校教官、捜査四課、署の刑事課長。1992年(平成4)警視庁保安課風紀担当(売春対策)管理官、生活安全部理事官、鉄道警察隊長を経て退官。現在に至る
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