内容説明
女性原理の精神的な力の中心は道徳であり、道徳の中心は愛と知である。その愛は女性が本来もっている自然愛を人間愛・隣人愛・人類愛に向かってたえず高める努力によって成就するのであり、現実をふまえて理念へと昇華する本質を有するのである。この本は、女性がその愛と知にめざめ、女性の時代を、すなわち、平和と平等の新しい世界を築くための案内書である。
目次
序章 男性の時代と女性の時代
第1章 男性の時代の社会構造(権力とは何か;国家とは何か)
第2章 男性の時代の精神構造(宇宙意志と男性原理;平和思想と男性原理)
第3章 女性の時代の精神構造(宗教・哲学と女性原理;女性解放と女性原理)
第4章 女性の時代の社会構造(聖少女サマンサに導かれて;日本非武装;新しい文明の創造)
終章 女性原理の実践課題―まとめと展望(女性原理の実践課題;展望の狭間に立って)