内容説明
本書は、租税論への入門の書である。昨今の税制改革論議に安直な処方箋を提供することを意図していない。基礎と日本税制の枠組に立ちかえって、租税の概念と現行税制の問題点を考察しようとしているのである。
目次
第1部 租税論の基礎(租税の概念;課税の基本概念;課税の作用;租税原則と租税体系;個人所得税;法人税;売上課税〈間接消費税〉;資産課税)
第2部 日本税制論(日本人と税金;シャウプ勧告と日本の税制;日本の所得税;日本の法人税;間接税をめぐる問題;資産および資産所得課税;地方税改革問題)