内容説明
変化を受け容れ今を生きるブッダの健康法 「歳をとりたくない」「病気になりたくない」「死ぬのが怖い」―誰もが抱えるこの根源的な不安に、2500年前のお釈迦さまは明快な答えを示していました。本書は、老い・病・死という避けることのできない現実にどう向き合い、どう生きるかを仏教の智慧から学ぶ実践的なガイド。現代医学では触れられない「心と身体の因果法則」を、科学的な仏教の視点から説き明かします。死への執着をやわらげる実践法として、瞑想経典「Sallasutta(箭経)」も収録。死を冷静に見つめることが、「いつ死んでも悔いのない人生」への第一歩となります。本書は、今をしなやかに生きるためのブッダの健康法。本当の健康とは何か、そして本当の幸福とは何か―心の平安と生きる力を取り戻すための、仏教実践の智慧がここにあります。
目次
第1章 健康になりたいですか?
第2章 病気と心、心と体
第3章 苦しみを観察する力と真の幸福
第4章 心を清らかにして、明るく慈しみの深い心を
第5章 死を見つめ、生を生きる
第6章 死を迎え入れるために
付録 Sallasutta 箭経
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ] [Sumanasara,Alubomulle]
テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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