内容説明
奇想天外のマキメ文学、その発想の源に迫る随筆満載。『ザ・万字固め』に5本を加え、装い新たに復活!爆笑の直木賞受賞エッセイも収録!
目次
受賞のことば
マキメマナブの日常
旅するマキメ!
デリシャス八重奏
やけどのあと(2011東京電力株主総会リポート)
マキメマナブの関西考
ザ・万字固め
著者等紹介
万城目学[マキメマナブ]
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。2024年、『八月の御所グラウンド』にて第170回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
155
万城目 学は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。12年前に読んだ「ザ・万字固め」の新版、私は忘却読者のため、内容をほとんど覚えておらず、改めてエッセイ版万城目ワールドを堪能しました。万城目という苗字が本名だったとは・・・ 全国に260人程しかいません(笑) https://myoji-yurai.net/searchResult.htm?myojiKanji=%E4%B8%87%E5%9F%8E%E7%9B%AE https://mishimasha.com/books/9784911226148/2025/02/17
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
80
(2025-51)【図書館本-38】「新版」とあるけど、全くの新作ではなくて、旧版に5話を追加したエッセイ。とは旧版を読んでないから楽しめました。台湾へのサイン会ツアーの話や、学生の頃のギリシャ旅行の話など面白かった。戦国武将で「侍イレブン」や大阪地下鉄で「戦隊モノ」を作る話はニヤリとした。直木賞五回を始め、各種文学賞10連敗後の直木賞受賞、おめでとうございます。★★★2025/04/06
Ikutan
67
先ず万城目さんが、10回も有名文学賞にノミネートされながら落選していたということに驚いた。村山さんの『PRIZE』を読んで、作家さんの文学賞に対する思いが並々ならぬものだと知っていたので、のっけの受賞の言葉は強く心に残った。そんな万城目さんの2013年刊行のエッセイ『万字固め』に新たに五つのエッセイを加えた新版。ひょうたん愛や台湾体験記、更にサッカー選手になった戦国武将とか戦隊ヒーローとなった大阪地下鉄とか。以前読んだエッセイほど笑いっぱなしでは無いけれど、ユーモアある文章で、妄想力が楽しい一冊でした。 2025/03/14
sofia
32
新版ではない『ザ・万字固め』も読んでいるが、忘れているところもあり、なんとなく覚えているところもあり。直木賞受賞の話は昨年の講演会を思い出す。講演会でおもしろい話をする人はエッセイもそりゃあおもしろいはず。最後にいまだに「昭和時代」と言われない話があったが、私もなんとなく「いつからそうなるのだ?」と思っていた。小さいときには既に明治時代、大正時代があったし。2025/04/18
tetsubun1000mg
25
今までのエッセイに新作を加えて再編集した本。 昔のエッセイも面白かったが、台湾でサイン会に呼ばれた時のエピソードとギリシャ旅行の体験記が特に良い。 万城目学さんの本が海外で売れること自体も不思議だが、あの不思議な妄想みたいなストーリーが伝わって本を買ってくれるのが驚きでした。 台湾のファンは日本のファンと似ていてメガネ率が高くて、引っ込み思案な印象だったというコメントが面白い。 ギリシャ旅行もエーゲ海の島めぐり一色だったというが、エーゲ海の海の色の素晴らしさは伝わってきた。 本だけでなくエッセイも面白い。2025/05/25
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