内容説明
3.11から始まる、一人の科学者の手記。細分化された「科学」の現状を憂い、諸科学の再統合を目指して語り続けた12年の知的挑戦の記録。
目次
第1章 福島第一原子力発電所事故
第2章 地震と津波防災
第3章 天体物理学
第4章 気候変動
第5章 生命の起源
第6章 種の起源と生物進化
第7章 科学論
第8章 書評
第9章 ルーツと青春
著者等紹介
戎崎俊一[エビスザキトシカズ]
1958年山口県生まれ。大阪大学理学部物理学科を卒業後、東京大学理学系研究科天文学専攻に進学。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年に理化学研究所主任研究員となり、現在に至る。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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