リーディング・リスト

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  • サイズ A5変判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784911068021
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

日系カナダ人4世の著者の手による自伝小説(オートフィクション)。本書の著者であり主人公でもあるレスリー・シモタカハラは、名門ブラウン大学で文学博士号を取得、カナダの田舎の大学で文学を講じている。だが、学生から“史上最悪の教授”と揶揄され、転職も恋愛も失敗、精神的にひどく追いつめられてトロントの実家へ帰郷。定年退職した父のために作った「リーディングリスト」=読むべき本リストに添って、日系カナダ人としての両親や祖父母の人生をたどり、自分自身の生と死を見つめる日々を送ることになる。

目次

1 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー『森の生活』
2 イーディス・ウォートン『歓楽の家』
3 ジェイムズ・ジョイス『ダブリナーズ』
4 ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』
5 ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』
6 ダシール・ハメット『マルタの鷹』
7 ウィリアム・フォークナー『死の床に横たわりて』
8 アーネスト・ヘミングウェイ『日はまた昇る』
9 ウィラ・キャザー『教授の家』
10 マーガレット・アトウッド『浮かびあがる』
11 ラルフ・エリソン『見えない人間』
12 ジョイ・コガワ『失われた祖国』
13 マイケル・オンダーチェ『家族を駆け抜けて』

著者等紹介

シモタカハラ,レスリー[シモタカハラ,レスリー] [Shimotakahara,Leslie]
2000年にマギル大学文学部を卒業、ブラウン大学の修士課程に進み、2006年に現代アメリカ文学で博士号を取得。ノヴァスコシア州の聖フランシスコ・ザビエル大学で2008年まで教鞭をとる。2009年、ディアスポラ・ダイアログズ・エマージング・ライターズの一人に選ばれ、短編小説がアンソロジーTOK:Writing the New Trontoおよび、Maple Tree Literary Supplementに収録される。本書は著者初の単行本で2012年に加日文学賞を受賞

加藤洋子[カトウヨウコ]
翻訳家。日本ユニ・エージェンシー翻訳教室講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おだまん

10
作者とその家族と読書を巡るオートフィクション小説。紹介されている13冊はどれも名作!なのに情けないことに読んだことがほぼないという💧 読書が人生においてどれほど価値があり必然のことなのか作者の父とともに寄り添っていけた読書体験でした。2024/10/25

rinakko

9
素晴らしい読み応え。学生に“史上最悪の教授”と酷評されたレスリー(日系四世)は、父親にリーディング・リストを作って欲しいと頼まれる。薦めた本(小説を読んだことがない人にいきなりがっつり系)を自分も再読し、内容に自身を取り巻く状況を重ねたり、登場人物を元恋人や親族の誰かに準える読み方をしてしまう(研究者には向いていないらしい)。その一方、同じ本を読みながら父親と向き合い、エキセントリックな一族の秘められた部分を知る。レスリーの鬱状態は酷くなるばかりで、はらはら目が離せなかった。最後の章で胸がいっぱいになった2024/07/11

まこ

4
一応教授だから学問として本を読まないと、仕事がうまくいかないのもあって意固地になってる。以前読んだ本の感想が変わったり、先祖に思いをはせるのも読書のなせる業。読書に対して距離置きたがってるのに、父親におすすめ本を紹介するときのハイテンションぶりはやっぱり読書家w。最終的に読書を楽しみ、興味の幅を広げることに着地してよかった。2025/04/03

hiromura

3
どこかで見つけて気になったので、図書館予約して読み始めたが外出が多く読む時間が足りなかった。返却期日延長不可なので、途中だが読了に登録。自伝なのだろうか?読みにくくはないが、また借りて読む気になれなかった。2024/11/30

みんみん

2
人生に行き詰まっている若き文学教授。小説を読んだことのない父親のためにリーディングリストをつくる。過度に内容に触れることなく(そこが絶妙)、うまい具合いに興味をくすぐられる13作品の紹介とともに、主人公の自分史とルーツを探る心の旅が綴られていく。多くの文学作品を通じていつのまにか寄り添っていく父と娘の姿にも心動かされた。どんな家庭にも子に話したくない昏い歴史があったりするものではなかろうか。わたしの母方の祖母はアルゼンチン、父方の祖父はペルーに移民していました。そういう時代だったんですよ。2024/12/02

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