内容説明
夏のおわりに、公園で出会った、のぼるとすみれ。めぐる季節のなかで、ふたりは仲良くなっていきました。ある日、おたがいの夢を語りあったふたりでしたが…。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。やなせたかし氏が編集長を務めていた『詩とメルヘン』に20代の頃から詩を投稿し続け、1982年に「詩とメルヘン賞」を受賞。1992年に渡米し「海燕」新人文学賞を受賞。2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2019年『ある晴れた夏の朝』で小学館児童出版文化賞を受賞
高橋克也[タカハシカツヤ]
1964年京都府生まれ。京都精華大学美術学部卒業。東京都在住。フリーのイラストレーターとして新聞・書籍・雑誌・広告などで幅広く活躍。色鉛筆を用いた独自の画法により、色鮮やかで幻想的な絵を描き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
82
絵本だけれどソフトカバー児童書ぽい装丁。「まほうの絵本屋さん」を描いた絵本作家の少年時代の話▽公園で絵を書いていたら、「わたしと友達になってくれない」と少女が話しかけてきた。車椅子に乗ったのぼると、すみれは公園で一緒におしゃべりをして夢を語り合う▽フルカラー全ふりがな。絵本を読んでいないので読んでみしょうと思いました。2024.3刊2024/08/29
ほんわか・かめ
11
『魔法の絵本屋さん』シリーズ3作目で、1作目に繋がる物語。どうしてもこの画家さんの絵が好きになれない。1作目の猫はすごく良かったけど、その時も人物がね…。二人の友情は素敵だけど、あまりにも二人の世界過ぎる印象。〈2024/出版ワークス〉2024/05/01
遠い日
5
「まほうの絵本屋さん」シリーズ3。車椅子の少年のぼると友だちになったすみれ。夢を語り合い、別れを経験しても、ふたりの心は繋がっていた。手紙に託した思いが光ります。2024/10/18