声の地層―災禍と痛みを語ること

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声の地層―災禍と痛みを語ること

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784910790138
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

多くを失い身一つになっても、集えば人は語りだす。伝える人と、耳をすます人の間に生まれた語り継ぎの「記録文学」。

目次

はじめに―語らいの場へようこそ
第1章 おばあさんと旅人と死んだ人
第2章 霧が出れば語れる
第3章 今日という日には
第4章 ぬるま湯から息つぎ
第5章 名のない花を呼ぶ
第6章 送りの岸にて
第7章 斧の手太郎
第8章 平らな石を抱く
第9章 やまのおおじゃくぬけ
第10章 特別な日
第11章 ハルくんと散歩
第12章 しまわれた戦争
第13章 ハコベラ同盟
第14章 あたらしい地面
第15章 九〇年のバトン
声と歩く―あとがきにかえて

著者等紹介

瀬尾夏美[セオナツミ]
1988年、東京都生まれ。土地の人びとの言葉と風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2011年、東日本大震災のボランティア活動を契機に、映像作家の小森はるかとのユニットで制作を開始。2012年から3年間、岩手県陸前高田市で暮らしながら、対話の場づくりや作品制作を行なう。2015年、宮城県仙台市で、土地との協働を通した記録活動をするコレクティブ「NOOK」を立ち上げる。現在は、東京都江東区を拠点に、災禍の記録をリサーチし、それらを活用した表現を模索するプロジェクト「カロクリサイクル」を進めながら、“語れなさ”をテーマに旅をし、物語を書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
傑作。ほんともっと読まれてほしい。2024/01/11

宮崎太郎(たろう屋)

2
2011年の東日本大震災の後、東北に移住して当事者も、そうでない人からも災禍についての語りを聞いてきた著者がたどり着いた「自分の関心は”語れなさ”にあると感じるようになった」こと。どんなに想いがあふれ、語り手と聞き手の中に熱い感情があっても「語られなかった言葉」が残る。聞き手として関東大震災、東京大空襲、阪神淡路大震災の悼みを聞き、さらに語られなかった言葉まで細い糸を垂らして紡ぎあげた物語のように思えた一冊でした。2023/12/29

わだ りゅうた

0
本当に良い本に出会ったと思います。この本は筆者の瀬尾さんが東日本大震災での被災地や広島に住む人々から聞き書きしたものになります。この本の構成は物語とその物語のあと語りがペアになって前15編あります。物語は震災や戦争の話が多いですが、どこか暖かくて登場する人々に暖かさがあります。物語は事実を元にしたフィクションですが、聞いた人の像を崩さないように描かれているそうです。あと語りにはこの問題の複雑さがとても綺麗に言語化されています。多くの年代、多くの日本人に読んでもらいたい本です。2024/06/11

工藤俊悟

0
○記録に最も必要なことは、その場に居合わせる○わたしでいいのだろうかと逡巡するより前に、ここにはわたししかいないのだから、とにかくやってみるしかない●わたしの実感としては、おそらく聞き手というものは、ある程度当事者性の中心から離れている人の方が担いやすい○〝語らない〟Hくんの感じていること、思っていることをなんとか察して、それを代弁して誰かに伝えなければならないような場面が、わたしたちにはたくさんある●たくさんの犠牲が出てしまった。わたしは、その理不尽を変えられる大人になりたいです。チイちゃんがそんなこと2024/03/24

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