内容説明
大量退職を迎えた「団塊マネー」。50億円とも80億円ともいわれる巨額なカネを闇の金融詐欺集団が狙っている。ネズミ講、「高利回り」「元本保証」の罠、怪しい「カリスマ」。巧妙化し、一見高度な金融用語が使われていても、その手口のベースはいつの時代も変わらない。多発した1990年代の金融詐欺事件を中心に、そのノウハウを徹底解析。さらには現在水面下で蠢く次の巨額金融詐欺を、身の危険を感じながら暴いた意欲作!
目次
プロローグ 急増する金融詐欺の深き闇
第1章 個人に忍び寄る詐欺師の魔の手
第2章 現代を生きるネズミ講
第3章 高利回りと元本保証の落とし穴-オーナー商法
第4章 「海外投資」を騙る金融詐欺
第5章 カネがじゃぶじゃぶ溢れる「打ち出の小槌」
第6章 金融機関が人を騙す-丸荘証券とペレグリン債事件
第7章 「お上のお墨つき」は願い下げ
第8章 虚構のカリスマ-ジー・オーグループ事件
第9章 水面下で蠢く次の事件の主役たち