内容説明
必要なのは、“ムダ”な時間!?東京大学異才発掘プロジェクトROCKET5年の軌跡。日本全国、世界の果てまで!300を超えるプログラムから厳選!養老孟司さん(解剖学者)、平田オリザさん(劇作家・演出家)、山崎直子さん(宇宙飛行士)はじめ各界のトップランナー34人による名語録も掲載!
目次
凸凹な子どもたちへの50のミッション(イカの墨袋を破らずに取り出し、パエリアをつくれ!;氷で火を起こせ!;100円で買えるオレンジジュースの秘密を探れ!;ブラックボックスを解体せよ!;六本木ヒルズの高さを測れ! ほか)
ROCKETの学びをひもとく5つのQ&A(ROCKETって何?;ROCKETでは、何が学べるの?;エジソンみたいな天才を育てるの?;学校に行かなくてもいいの?;「教科書」「時間制限」「目的」「協働」がないって、どういうこと?)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とある内科医
30
セレクトショップ的な書店で思い付き購入。 タイトル通りの内容。深く考えずレールに乗ることを目的に過ごしてきた自分の学生時代に、このような自由な課題を与えられていたら途方に暮れるしかない。 異才発掘プロジェクトと名付けられているが、そのアウトカム評価をどのように設計しているのだろう。2021/11/01
ともブン
8
集団に馴染めず学習が苦手な子供たちに学びの場をと始まった東京大学発の「異才発掘プロジェクト」 子供たちは与えられたミッションをグループで、かつスマホなどの助けを借りず試行錯誤しながら取り組んでいく。様々な課題の概要と結末が端的に羅列されてあった。未成功(氷で火を起こせ!)あり、掲題と全く違った視点に辿り着くものあり(インドのエネルギーの源をたどれ!)、謎解きあり(雪の降るまちに棲息する熱帯魚を探せ!)。指導側の大人は好き放題やらせるのではなく、子供たちの壁となり社会のルールを教える。生涯忘れないだろう。2021/10/02
chietaro
5
色々なチャレンジをさせることで、自己肯定感が高まったり、違う角度で物事を見たりできると感じました。体験的な活動は子どもの発達を促しますね。ところどころでディレクターが子どもたちに投げかけているのが面白いです。特定のことに知識偏重になりやすい子どもたちが、だんだん視野が広がっていく姿に成長を感じました。2021/08/04
Go Extreme
4
凸凹な子どもたちへの50のミッション: イカの墨袋を破らずに取り出し、パエリアをつくれ 100円で買えるオレンジジュースの秘密を探れ 鈍行列車で最果ての地へ行け 好きはとことん追求せよ 養老先生とトリュフを探せ 偶然の出会いを大切にせよ トップランナーによる名語録: チームのほうが欠点を欠点のまま生きられる 目隠しさせられながらマラソンを走っているような 今の子は学校での仮面が重すぎる 本当に本気でやっているのは、虫のこと ROCKETの学びをひもとく5つのQ&A: 教科書・目的・時間制限・協働なし2021/07/29
ERIN
3
気になったところだけ拾い読み。「できるなら、いい子を演じるくらいのしたたかさを持ってほしい」2025/04/28