内容説明
動かないことで知られる“あの鳥”の見たことのない姿を集めた写真集です!日本の動物園で会うことのできる全12羽のハシビロコウ。動かないことで有名なハシビロコウですが、実は、動くときのその姿は本当にダイナミック。神々しさすら感じます。そんな珍しい姿ばかりを集めた貴重な写真集です。
目次
ハシビロコウの魅力をお伝えします
ハシビロコウの飛翔集 神のごとき青翼
解説 動きのバリエーション
ハシビロコウの振る舞い集 心躍る優美な舞
解説 飼育担当者に聞いた ハシビロコウの踊り 鑑賞のコツ
ハシビロコウ別 動きの特徴 Move&Dance
全12羽を紹介 国内ハシビロコウリスト
ハシビロコウ追想
著者等紹介
南幅俊輔[ミナミハバシュンスケ]
盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。ソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材、その他さまざまな動物たちの撮影も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
57
はるばるアフリカから輸入され風土が全く違う日本の動物園と言う環境で気難し気な風貌と不思議な「静」と「動」の生態を見せてくれているハシビロコウの皆さんの「動」の姿を捉えた写真集。初めて会ったハシビロコウは千葉市動物公園のまだお嬢さんだった頃の「しずか」さん。その不思議な佇まいに世界の広さと生物の多様さを教えて頂きました。国内最高齢だそうですが、動物公園の公式SNSによれば今もお元気なようで昨年は卵(交配していないため無精卵)も産んだとのこと。粘って捉えた羽根の美しさと動きの迫力を味わえる「根気」の写真集♪2025/01/11
たまきら
45
娘が小さかったころ、上野動物園の鳥たちの羽根を集めてました。フラミンゴのきれいな羽根を水路から楽しそうに拾ってた娘が「あの子の羽根ないかな」と見つめたのがハシビロコウ。そのまま15分ぐらい見つめ合いが始まり、閉口したのを覚えています。でも飼育員さんが来たらべたべた甘え始めてかわいかったなあ。あのコレクション、どうしたんだろう…。2022/08/02
アーちゃん
44
2022年5月発行。なかなか動かないという事で有名なハシビロコウ。元々鳥の中でも一、二を争うユニークさが好きだったのですが、昨年のゴールデンウィークに掛川花鳥園のふたばちゃんにお会いして結構乙女なその動きにノックアウト♪こちらの本では白目で水を飲んでいたりしていますが、実際に見るとまあよく動いていた事。瞳がまだ黄色と若いからかも(成熟すると青色の瞳になるそうです)。ふたば一押しで書いているけれど、他の子にも会いに行ってみたいです。2025/01/12
k sato
25
気難しそうな顔をしたアフリカ中東部の巨鳥・ハシビロコウ。国内6か所の動物園で飼育されている12羽の魅力が詰まった写真集です。大塚健太さん作の絵本「うごきません」ではハシビロコウが動かない様子を描いていますが、この写真集ではダイナミックなハシビロコウが紹介されています。動きのバリエーションは意外と豊富。翼を広げると怪鳥感MAX。頭の冠羽は癖毛みたいでカワイイ。野生下では環境変化や人的要因が脅威となって絶滅危惧種に指定されています。色は地味で生態は奇妙だけど、神のような畏怖を感じさせる霊妙な野鳥です。2024/02/05
プル
20
日本にいるハシビコロウの動いている時の瞬間写真集。グレーと白の羽は何とも見事。くちばしは個性的。鳥って表情を見せると思うの私だけかしら?2022/06/11