内容説明
動かないことで知られる“あの鳥”の見たことのない姿を集めた写真集です!日本の動物園で会うことのできる全12羽のハシビロコウ。動かないことで有名なハシビロコウですが、実は、動くときのその姿は本当にダイナミック。神々しさすら感じます。そんな珍しい姿ばかりを集めた貴重な写真集です。
目次
ハシビロコウの魅力をお伝えします
ハシビロコウの飛翔集 神のごとき青翼
解説 動きのバリエーション
ハシビロコウの振る舞い集 心躍る優美な舞
解説 飼育担当者に聞いた ハシビロコウの踊り 鑑賞のコツ
ハシビロコウ別 動きの特徴 Move&Dance
全12羽を紹介 国内ハシビロコウリスト
ハシビロコウ追想
著者等紹介
南幅俊輔[ミナミハバシュンスケ]
盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。ソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材、その他さまざまな動物たちの撮影も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
45
娘が小さかったころ、上野動物園の鳥たちの羽根を集めてました。フラミンゴのきれいな羽根を水路から楽しそうに拾ってた娘が「あの子の羽根ないかな」と見つめたのがハシビロコウ。そのまま15分ぐらい見つめ合いが始まり、閉口したのを覚えています。でも飼育員さんが来たらべたべた甘え始めてかわいかったなあ。あのコレクション、どうしたんだろう…。2022/08/02
k sato
25
気難しそうな顔をしたアフリカ中東部の巨鳥・ハシビロコウ。国内6か所の動物園で飼育されている12羽の魅力が詰まった写真集です。大塚健太さん作の絵本「うごきません」ではハシビロコウが動かない様子を描いていますが、この写真集ではダイナミックなハシビロコウが紹介されています。動きのバリエーションは意外と豊富。翼を広げると怪鳥感MAX。頭の冠羽は癖毛みたいでカワイイ。野生下では環境変化や人的要因が脅威となって絶滅危惧種に指定されています。色は地味で生態は奇妙だけど、神のような畏怖を感じさせる霊妙な野鳥です。2024/02/05
プル
20
日本にいるハシビコロウの動いている時の瞬間写真集。グレーと白の羽は何とも見事。くちばしは個性的。鳥って表情を見せると思うの私だけかしら?2022/06/11
ほのぼの
9
ハシビロコウは、掛川花鳥園で初めてその存在を知りました。表紙の子は、とても眼光が鋭くてイケメンですね。女の子ですけど。可愛らしい顔の子とか、個体差ありますね。ふわふわそうな後頭部の毛並み触ってみたい。鳥好きには、おすすめの一冊。2022/08/16
めとろん
7
鋭い眼光、大きなクチバシ、大きな体と微動だにしないと言われるハシビロコウ。実際は動く。エサも食べるし、鳥だからあの巨体でも飛べる。その踊るような舞や飛翔に特化して集めた写真集。国内全12羽のリストもあり、顔も目も個体差があり面白い。巻末リストだとボンゴ君の全身写真とはるるちゃんの顔が一番でした。裏表紙の背面、最高です。2023/02/05