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出版社内容情報
お決まりの美辞麗句に飽き飽きしている大人のためのビートルズの本
うんざりするほど聞かされた聖人君主のジョンではなく、若い頃は暴君だったリアルなジョンを読みたい、大金持ちになっても子供たちを私立学校に入れなかったポールの庶民気質の素晴らしさを知りたい、ビートルズ内部において、下手したらジョンとポールよりディランのほうが好きだったジョージ・ハリソンという男の実像を見てみたい、
リンゴ・スターという極貧家庭に生まれた男のたくましさとその魅力をあらためて知りたい。
そんな大人のためのビートルズの本です。
と同時に、時代の変化のなかでもまれながら、21世紀になって変わっていったジェームズ・ボンドの本でもあります。
1962年10月5日、まったく同じ年の同じ日に、イギリスが生んだポップ・カルチャーの二大モンスターが登場した。その日、ビートルズのデビュー・シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」が発売され、そして007シリーズの最初の映画『ドクター・ノオ』が初公開となったのだ。21世紀のいまとなっても、イギリスを代表するこれら両雄は、しかし対極的な存在だった。
かたや愛を歌い、かたや殺しのライセンスをもつ男。かたや女王から表彰されるが勲章を返還し、かたや女王のために働く男。かたや労働者階級の子供たちの作ったロック・バンドで、かたや上流階級出身の小説家の書いたフィクションが元になった映画。かたやモップヘアーで、かたや油を塗った七三分け。かたや大麻にLSDで、かたやウィスキー、かたや楽しそうで、かたやしかめっ面、つまりエロスとタナトス……だが、この両者は、じつは意外なほど交わりわってもいた。
イギリスの気鋭のジャーナリストが、膨大な資料のうえに21世紀の視点で2021年までのできごとを描いた、大人のためのビートルズ/ジェームズ・ボンドの物語。
感想・レビュー
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つーこ
タイコウチ