感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
bura
76
大学で社会学を学ぶインドネシア人と日本人のハーフ、サラ。立石のエチオピア料理店の娘、8歳のセラム。登校拒否の中学生、地理と歴史に詳しい春太。ひょんなことから知り合った3人が東東京の区区(まちまち)、葛飾、江戸川、江東等を歩き回り、知らなかった素顔の下町に出逢う物語。ダイバーシティを受け入れて新しい発展を遂げつつある下町の世界を描いている。作者は葛飾出身の地元マンガ家である。マンガでこのように私の生活圏周辺を取りあげてくれるとやはり楽しめるなぁ。2025/11/04
kenitirokikuti
6
スカイツリーがランドマークとなって久しい東京東部。葛飾区在住のズッコケ三人組が、小学校の社会科のように地元周辺を歩き回る。私もいちおう東葛の住人なので、この辺りをある程度歩いたことある。トリオのうち2人が「ガイジン」。マーレシア人のハーフの大学生とエチオピア人の小学生である。2023/08/13
コリエル
4
いいなこれ。東東京の街並みを人種も年齢も様々な三人が散策して再発見して行く。島国日本であっても少しずつ多国籍な風景が生まれ、新しい東京の歴史を刻んでいる。この巻ラストにあったように、この作品の風景が思い出になる頃、そこはどんな街になっているのか直接見てみたいものだ。2024/01/05
黒キリン
4
★★☆Kindleにて。葛飾区を中心に下町散歩。葛飾区ではないが下町に住んでたので少し懐かさを感じつつ。今や、いや過去も、色々な人種の人が暮らしている。散歩仲間の3人も年齢も人種も違う。地元なのに知らない話、考えさせる話があって興味深く読んだ。少しギャグっぽい部分もあるけど、基本淡々と進むので、これといった盛り上がりが少ない。漫画よりエッセイで読みたいかも。2023/11/19
もだんたいむす
2
おおよそは面白かったが、春太は早いところ世間と折り合いをつけないとNEETになりそうな一日を送っているようなので心配になった。大丈夫か?2024/03/07




