内容説明
死んだニーチェは、その屍体(言語資料体)からニーチェ主義という生きて動く身体を作り続けている。このニーチェとニーチェ主義を連結するメカニズムの理論化のために、ニーチェの公刊・非公刊テクストを徹底した正確さで探究。問われているのは、死せるニーチェ(corpse)、その著作群(corpus)とニーチェ死後の生けるニーチェ主義という身体―右翼の、中道の、とりわけ左翼の集団(corps)―との関係であり、ニーチェの秘教主義に対するわれわれの態度である。
目次
上巻(ニーチェ、敵対者としての唯一のポジション;解釈を超えるチャンネリング)
著者等紹介
ウェイト,ジェフ[ウェイト,ジェフ] [Waite,Geoff]
コーネル大学ドイツ研究科准教授(ドイツ研究、比較文学、美術史、視覚芸術)。プレモダン哲学とポストモダン・ジャンクカルチャーとの交差、スピノザ受容(シュトラウス、アルチュセール、ドゥルーズ、ネグリ)、文化・政治のコミュニズム理論を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sayan
18
奇書。著者は思想/行動様式を死後影響視点から解体、三つの標本体で提示、1)象徴として消費される死者=屍体「Corpse」2)切り出され流通する断片=著作「Corpus」、3)それを自分の考えだと思い込む我々=人々「Corps」だ。著者はこれを三位一体の作動回路と分析する。一見、自由/個性を称揚するも実際は「自己超越」という単一の価値観へ人々を整列させる仕組みだ。人がより独自的でありたいと願うほど実は100年前の死者が設計したOS上で作動させられる。本書は我々の欲望を内側から方向づける精緻な支配構造を暴く。2023/03/08
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