内容説明
これまでの社会主義論には根本的な欠陥があった。だから、左翼は受け入れられることなく、社会主義論は広がらなかったのではないか。宗教を嫌うことは大きな間違いだった。宗教と共振することによって社会主義論はその内実を豊かにする。
目次
仏教における「尊厳」概念
宗教と平和―霊性を中心に
社会主義と宗教の対抗から協力関係へ
七地沈空も悪くない―村岡到編『宗教と社会主義との共振』に触発されて
南原繁の「人間革命」―南原繁研究会編『今、南原繁を読む』を読む
村岡到氏の「創共協定」めぐる問題意識に共振
社会変革運動の新たな協地を切り開く提起
新たな社会主義のビジョンを提示
宗教と社会主義の対話と協力へ貴重な提起
『宗教と社会主義との共振』に学ぶ
宗教と社会主義との共振(再論)
付録1 コロナ禍が問う深刻な難題
付録2 村岡到さんへの手紙
著者等紹介
村岡到[ムラオカイタル]
1943年4月6日生まれ。1962年新潟県立長岡高校卒業。1963年東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)。1969年10・21闘争で逮捕・有罪。1980年政治グループ稲妻を創成(1996年に解散)。NPO法人日本針路研究所理事長。季刊『フラタニティ』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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