内容説明
民族の誇りと自立のために、英雄的な戦いに立ち上がった女戦士カリパとその恋人マサリキンがつむぎだす、東北の大地を舞台とした、エミシの物語。列島に統一政権が生まれ、権力が制度として確立する以前の、人間くさい壮大なドラマ―
著者等紹介
山浦玄嗣[ヤマウラハルツグ]
1940年、東京市大森区山王の生まれ、生後すぐ岩手県に移住し、釜石市、気仙郡越喜来村(現・大船渡市)に育つ。50年に同郡盛町(現・大船渡市)に移る。66年、東北大学医学部卒業。71年、医学博士。81年、東北大学抗酸菌病研究所助教授。86年、故郷の大舶渡市盛町で山浦医院を開業。医師・言語学者・詩人・物語作家。故郷の大船渡市、陸前高田市、住田町、釜石市唐丹町(旧気仙郡)一円に生きている言葉、ケセン語を探究する。掘り起こされた、その東北の言語を土台として、新約聖書を原語ギリシャ語から翻訳した『ケセン語新約聖書四福音書』(イー・ピックス出版)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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