内容説明
劉備と孫権を一網打尽だ!赤壁の戦い。曹操は河北に続き、烏丸を平定、〓州も帰順させた。天下統一、そして玉座への階段も目前に迫っていた。
著者等紹介
王暁磊[オウギョウライ]
歴史作家。中国在住
後藤裕也[ゴトウユウヤ]
1974年生まれ。関西大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程後期課程修了。博士(文学)。目白大学外国語学部中国語学科准教授
〓名晋一[ハマナシンイチ]
1967年生まれ、慶応義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒業。1987年から2年間、北京語言学院と北京大学歴史系で学ぶ。現在は全国紙の記者として勤務
川合章子[カワイショウコ]
1988年、佛教大学文学部東洋史科卒業。郵便局勤務を経て、武漢大学と北京文科大学に留学(公費留学生)。1994年より翻訳者、歴史ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みのむー
1
この物語における曹操という人物を、田疇が表してくれている。'ある者を厚遇するのは、その人を愛するというよりは、その才を重んじるからである。'/郭嘉。優秀な人物が山ほどいるのに、曹操を支えることができ相性ぴったり才能抜群な人物は彼だけだった。/「封禅」。劉封と劉禅に名前関連あるとは/長坂坡は趙雲無双、ではなく陳到との協力プレイ。/傲岸不遜ここに極まれり。判断を誤りまくりで、黄蓋降伏も信じてしまい、赤壁の大敗に至った。/孔融が亡き子を悼む詩。前後の流れと相まって良い内容2024/02/14
のんぽれ堂
0
横山光輝や北方健三の三国志は劉備玄徳や諸葛孔明が主役だが、この時代の本当の主役は強大国の魏を起こした曹操でだ。曹操の生き方がよく分かるとともに、他の三国志には描かれない史実が山のように描かれている。2023/09/08