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内容説明
花街、三業地、遊廓、岡場所、赤線地帯、カフェー街…「夜の街」の残り火を灯す43の街の物語。全盛期、昭和時代の花街地図付き!
目次
はじめに 失われゆく「街の記憶」を記録する
序章 花街とは何か
第1章 境界の街
第2章 近郊
第3章 山手線界隈
第4章 都心
第5章 下町
第6章 郊外
おわりに 花街、遊廓、赤線跡地が醸し出す「引力」の正体
著者等紹介
三浦展[ミウラアツシ]
1958年新潟県生まれ。社会デザイン研究者。1982年一橋大学社会学部卒業。株式会社パルコ入社。マーケティング情報誌「アクロス」編集室勤務。1986年同誌編集長。1990年三菱総合研究所入社。1999年カルチャースタディーズ研究所設立。消費社会、都市、郊外などの研究をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
22
『三業地とは何か。「芸妓屋」(置屋ともいう)、「料理屋」(料亭ともいうが、本来の料亭は新橋、赤坂、柳橋にある料理屋のことだけを言った)「待合」に三つの業種からなる街である。』こういうことを知っている人がどんどん減っている今だからこそ、記録に残す必要がある。2021/09/24
元気伊勢子
7
東京には、たくさんの地域で花街があったことを知らなかった。井伏鱒二「荻窪風土記」でも鰻が取れたことに驚いたが、セレブタウンとして有名な二子玉川で鮎が取れ、遊園地があったことにも驚いた。東京という街を知りたくなってきた。2022/11/12
まめ
3
【図書館】性産業が税収や雇用を支えていたことがよくわかる。良くも悪くも、昔は遊びに行くことがオープンだったのだろう。女性の社会進出と倫理観の変化で、現在はダークなイメージがつきまとう。一方で、男性の性欲は昔から変わっていないだろう。どこへ向かっていったのか?2022/09/08
y
3
花街なんて全く縁がなく、三業地っていったい何?という興味で読みました。が、紹介されている場所は意外と縁があり、写真も直接行ったことがなくても馴染みのある感じでした。 それぞれの街のなりたちと変化がわかり、面白かったです。2021/10/06
Ted
2
'21年5月刊。△都内のかつての花街を巡った散策記。2021/11/07