内容説明
虐待被害を受け、4度の自殺未遂、精神科入院、生活保護受給などを経て複雑性PTSDと診断された著者が、カウンセリングを受けることで取り戻したものは、“適切な怒り”だった。『この地獄を生きるのだ』『家族、捨ててもいいですか?』『私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに』『私がフェミニズムを知らなかった頃』の小林エリコが、カウンセリングで複雑性PTSDの治療に取り組んだ記録。
目次
1 カウンセリング(親への怒りと性被害;絶対に幸せにならないという信念;満点の星空の下に立つ私)
2 トラウマ、家族との対峙(兄を切り刻む;父と母;子供のままの両親)
3 怒りに火をつけろ(自分の感情が分からない;自分の内側に向かう怒り;怒りの鎧を取り戻す)
著者等紹介
小林エリコ[コバヤシエリコ]
1977年茨城県生まれ。短大卒業後、成年漫画雑誌の編集職に就くも自殺を図り退職、のちに精神障害者手帳を取得。その後、NPO法人で事務員として働きながら、ミニコミ制作のほか、本書のもととなる同人誌を発表。現在は東京大学大学院経済学研究科にて特任専門職員として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
55
【私は、明らかに人生を大きく変えられる被害を受けたのに、ずっと正しく怒ることができなかった!!】兄から性暴力を受け、4度も自殺未遂して、精神科入院の末に生活保護を受給した複雑性PTSD当事者の、カウンセリング治療の軌跡。巻末に、主要参考文献と性犯罪・性暴力相談窓口。<私と同年代か上の世代では、相談窓口はおろか、同じ被害に遭っている人の存在すら想像できなかった。月日が経ち、私と同じような経験をした人が声を上げ、少しでも被害者が生きやすい社会になるように戦ってきた成果が、このような現在を作り上げている>と。⇒2026/06/28
Go Extreme
1
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