内容説明
呆れ、敬服し、憧れる生活へ、タイムマシンに乗って。中古住宅を買い、家じゅうを昭和で埋め尽くし、ファッションも遊びも仕事も、徹底して昭和。そんな生活を20年以上続ける著者と周囲のリアル。
目次
自宅「昭和ハウス」を全面公開
友人13人の「昭和ファッション」
友人8人の「昭和ルーム」徹底解剖
友人4人のショップ紹介
イベント
資料館
著者等紹介
平山雄[ヒラヤマユウ]
1968年東京生まれ。昭和好きが高じて、2005年に昭和中期に建てられた一戸建てを購入。家具や電化製品から小物類まで、すべてのものを昭和時代製で揃え、完全に昭和の家庭を再現して暮らしている。昭和へのこだわりは部屋づくりのみならず、ファッション、音楽、自動車、仕事など、生活の全域に及ぶ。休日は、昭和が体感できる飲食店や街並みなどを訪問し、ブログ「昭和スポット巡り」でレポートしている。訪れて記録したスポットは、47都道府県で2200カ所以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Roko
35
平山さんは、とにかく昭和が大好きです。大好きすぎて、生活も仕事もすべて昭和にしてしまったのです。 昭和の家の玄関、居間、応接室、ダイニングキッチン、台所、お風呂、どのお部屋もまごうことなき「昭和」です。応接セットの黒い革張りのソファー、テーブルの上には大きな灰皿。居間のタンスの上の人形、台所との間仕切りのジャラジャラ音がするウッドビーズの暖簾。ホーローのお鍋には、カラフルな花柄が描かれていて、「ああいうの、家にもあった~」と思うようなものが、これでもかというくらい登場します。2024/08/13
あじ
24
今すぐにでも昭和ドラマ、ドキュメンタリーが撮れそうな再現力と臨場感!令和の生活感を全く感じさせない、博物館の一角を連想させる徹底した暮らしぶりを大公開。平山さん二軒目ですか!ここは東京久が原の【昭和暮らしの博物館】みたいな扱いにしても良いのでは?そしてラブホの回転ベッドを自宅に搬入したマニアさんにブラボー。27人のリアルな昭和ライフを紹介している。◆併せて読むなら「モダンガールのスヽメ」淺井カヨ著2024/06/23
くさてる
21
わたしも昭和生まれの昭和育ちのひとりとして、「懐かしい」「知ってる」「覚えてる」といったものがずらりと並ぶさまが、とても素敵でした。昭和というか70年代はカッコいい。ただ、趣味が生活を侵食しているというレベルを越えて生活が趣味、みたいなお部屋が多くて、とてもここには至れないなあとも思います。好きなものに囲まれて生きるってある種の業のようなものかも。2024/08/06
アルパカ
10
懐かしくて懐かしくて涙ぐみそうになります。私の家もポーズ人形が確か2体ありました。実家を壊す際、レトロ雑貨屋さんに買取に来てもらっても人形は引き取ってもらえず、処分してしまいました。東芝の湯沸かし器はうちにも確かあった…。母のことなど思い出してしまいました。笑ったのは廃業したラブホテルの回転ベッドを譲り受け自宅に置いてある方の写真です。(笑)大きすぎて2階からロープで釣り上げて搬入したそう。(笑)2024/07/25
hitotak
9
「360度、昭和に囲まれた生活」が長年の夢であった著者が実現させた自宅、「昭和ハウス」を写真と文章で紹介している。家、家具、家電やあらゆる小物に至るまで全てが昭和製。ソファや飾り棚、カーテンなどの統一感は昭和40年代の雑誌グラビアと比べても遜色なさそう。見覚えのあるものが多すぎて読んでいて興奮した。後半は友人8人の昭和ルームの紹介。皆さんこだわりが素晴らしく、特に昭和ラブホテルへの愛ゆえに回転ベッドを譲り受けて自宅に設置した方が凄すぎる。エアシューターカプセル、案内看板などもあり、文化的価値は上がりそう。2024/10/20
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