感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綿
2
ただの「人間」としてではなく、社会に有徴化された性を常に自分ごととして意識して生きる「女性」のように、自分の「男性」性と向き合って個人個人の思いを語る男性たちの話を読む機会を得られてとてもうれしかった。また、仲芦達矢「ノイジー・マスキュリニティ」が特によかった。みずからを「男性的」と感じるときに味わう喜びと、その喜びの一様式が、かつてみずからを「女性」と規定する男性から向けられる嫌悪感を伴う欲望とがなぜか結びついてしまう、その「ねじれ」を掘り下げて言葉にすることの困難さを想像する。2024/01/02
たらこ
1
うんうん唸って読んだ。自分の好きなものを振り返ったとき、どれも割り当てられた性別役割に大きく影響されたものばかりで、その役割と切り離した自分らしさなど、私のうちには存在しないのかも、となんだか悲しくなる。しかし、「読書」だけは、どのセックス/ジェンダーであっても、どのみち好きになっていたのではと思い至る。(というかそう思わないとやってられないだけ。)「山田さんの生活」にあった、日記を読み合う会が面白そうすぎて、私も日記を書いてどこかしらの会に参加したくなった。まあ3日坊主になるだろうけど。2025/01/15
優大さん#jL2Kdk
1
ジェンダーのことについて、軽く見ていたことに気がついた。今のこの日本の社会で、マジョリティ(特権がある側)でいることがどれだけ簡単で、無責任でいられることか。マジョリティでいる時はそれに気づきもしないことが多いから、やっぱり何でも自分から知ろうとしないとろくな大人になれないなと思いました。2025/03/04
Risa
0
有害な男らしさについて学びたくて手にとった。五月あかりさんの文章を読んで「なるほど〜」の連続2025/02/23
よっちん
0
研究室2024/04/10
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