内容説明
十二月。「TSUKURA」周辺で怪しい男と行き当たった霊感体質の女子高生・杏。さらに店内には杏がバイトを始めたきっかけの青いサンダルの女幽霊も出没し、以来ヴィクトールは仕事に来なくなる。そんなヴィクトールを家まで迎えに行った杏は、彼の家の倉庫を荒らす男と遭遇してしまう。危機から救ってくれたのは、例の女幽霊だった。事件への恐怖で学校を休んだ後、杏はヴィクトールに彼の過去、そして杏への想い(!)を明かされて…?ふんわりオカルティック・ラブ、ここに終幕。
著者等紹介
糸森環[イトモリタマキ]
9月7日生まれ、乙女座。小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mariann
20
もしかしたら初の糸森先生のラストまで読んだ作品かも。私が読んでた糸森作品はいつも途中で終わっちゃってるので感無量。そしてあとがきを読んで、先生の細やかな細工に何一つ気付けていないサラッと読者な私。もっと深くよまないとなって反省でした。お狐様も完結しますように。2024/12/18
陸抗
18
最終巻。怪奇現象と今までの謎が解き明かされる。うやむやのままに終わった話もここで収束するのかとびっくりしたし、あちこち飛んでいた話も妙な繋がりを見せて凄かった。杏、無事で良かったと胸を撫で下ろしたくなるくらい。杏とヴィクトールの甘々が無ければ、かなりキツかったかもしれない。2024/09/26
由貴
2
最終巻。せっかく伏線が回収されてるのに間が空いたせいで話しを忘れてしまったからもったいなかったな。今度最初から最後まで間を空けずに読み直したい。途中やっぱり心霊現象より人間の方が怖いな…と思っていたのにラストでやっぱりホラー怖い!という気持ちになった。2024/11/11