女の子たちと公的機関―ロシアのフェミニストが目覚めるとき

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女の子たちと公的機関―ロシアのフェミニストが目覚めるとき

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  • サイズ 46判/ページ数 128p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909910172
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

内容説明

プーチン政権下で「国の道具」にされてきた非正規雇用の“女の子”たちが覚醒する。ウクライナ侵攻前夜に書かれた、フェミニスト誕生小説。

著者等紹介

セレンコ,ダリア[セレンコ,ダリア] [Серенко,Дарья]
1993年ハバロフスク生まれ。ロシアの作家、詩人、フェミニスト、反戦活動家。4歳からはシベリアのオムスクで育ち、16歳で文芸誌『昼と夜』で詩人としてデビュー。ゴーリキー文学大学在学中にも多数の賞にノミネートされる。2017年に第一詩集『図書館の静寂』を刊行、ロシアの「フェミニスト詩」を代表する詩人となる。卒業後はモスクワのネクラーソフ図書館や美術館など国立の文化施設に勤め、実体験を元に、2021年本書を発表。活動家としては、2016年に始めたアクション「静かなピケ」、2020年に創設したLGBTQ活動家の休息施設「フェムダーチャ」で注目を集める。2022年2月初旬に活動を理由に逮捕されたが、釈放と同時にウクライナへの軍事侵攻に反対する「フェミニスト反戦レジスタンス」を組織。執拗な弾圧やヘイトを逃れて2022年3月にジョージアに出国

チャルィエワ,クセニヤ[チャルィエワ,クセニヤ] [Чарыева,Ксения]
1990年モスクワ生まれ。画家、イラストレーター、詩人。フェミニストの詩集やジェンダー関係の書籍のデザインも手掛けている。モスクワ在住

高柳聡子[タカヤナギサトコ]
ロシア文学研究者、翻訳者。専門は現代ロシア文学、フェミニズム史。ロシア語圏における女性たちの声を歴史に残すことを課題としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

28
著者自身が公的機関で働いた経験をもとにしたフィクション。たまにドキュメンタリーでロシア国民は洗脳されてるみたいに報じられているがレジスタンス活動をする人は少ないがいる。2023/03/29

松本直哉

23
図書館や博物館の下働きの女の子たちは「しょっちゅう一つになり、沢山の手足のある、嬉々として何でもできる破壊的な一つの生き物に変身した」。こういう発想は西洋的個人主義からは出てこないかもしれない(それをロシア的発想と言えるかどうかわからないが)。一致団結というのとは少し違う、共振し同期し以心伝心する心と体。男たちのホモソーシャルな排他的独善とも違う、自分たちが弱い立場にあるからこそ可能な、弱いもの、取り残されたものへのまなざし。個性が埋没するどころか、一人一人は個性的な人たちばかりであるにもかかわらず。2023/08/16

23
表立って政治批判できない国では、曖昧な表現や詩的な文章をつかって政府への不満を婉曲的に表現するしかない、ということがよくわかる小説。比喩も多く、文章も断片的で、正直、自分一人で読んで物語の裏に隠されたメッセージを深く理解できたとは言いがたい。ロシアに詳しい方、たとえば奈倉有里さんとかに解説してもらえたらとてもうれしい。2023/07/02

Nobuko Hashimoto

23
書評で見つけたのだったか。現代のロシアの女性作家による作品。邦題が直訳すぎる気がする。「女の子たち」とは年齢にかかわらず、公的機関(作品では図書館や美術館が舞台)に非正規で使われる女性たちを指しているので間違いではないが、意訳したほうが手に取る人が増えそうな。本文も、どうもこなれない文章だなと思いながら読んでいたが、作品全体を詩として受けとめればよいのかと思ってから読みやすくなった。おそらく原文はもっと引き込む力があるのだろう。2023/05/26

marsan

14
図書館本。ロシアを知りたくて読んだ。ロシアのこととして捉えることができなかった。今の日本でも起きてること。何かやるせない気持ちで読了。24602024/12/10

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