内容説明
プーチン政権下で「国の道具」にされてきた非正規雇用の“女の子”たちが覚醒する。ウクライナ侵攻前夜に書かれた、フェミニスト誕生小説。
著者等紹介
セレンコ,ダリア[セレンコ,ダリア] [Серенко,Дарья]
1993年ハバロフスク生まれ。ロシアの作家、詩人、フェミニスト、反戦活動家。4歳からはシベリアのオムスクで育ち、16歳で文芸誌『昼と夜』で詩人としてデビュー。ゴーリキー文学大学在学中にも多数の賞にノミネートされる。2017年に第一詩集『図書館の静寂』を刊行、ロシアの「フェミニスト詩」を代表する詩人となる。卒業後はモスクワのネクラーソフ図書館や美術館など国立の文化施設に勤め、実体験を元に、2021年本書を発表。活動家としては、2016年に始めたアクション「静かなピケ」、2020年に創設したLGBTQ活動家の休息施設「フェムダーチャ」で注目を集める。2022年2月初旬に活動を理由に逮捕されたが、釈放と同時にウクライナへの軍事侵攻に反対する「フェミニスト反戦レジスタンス」を組織。執拗な弾圧やヘイトを逃れて2022年3月にジョージアに出国
チャルィエワ,クセニヤ[チャルィエワ,クセニヤ] [Чарыева,Ксения]
1990年モスクワ生まれ。画家、イラストレーター、詩人。フェミニストの詩集やジェンダー関係の書籍のデザインも手掛けている。モスクワ在住
高柳聡子[タカヤナギサトコ]
ロシア文学研究者、翻訳者。専門は現代ロシア文学、フェミニズム史。ロシア語圏における女性たちの声を歴史に残すことを課題としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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