内容説明
「十字架につけられ給ひしままなるキリスト」を説く新約聖書学者青野太潮による新約テクストの新たなる読み。「そうだったのか!」と思わず叫び声が出そうになる、鮮やかで真摯な聖書の原像がここに姿を現した。
目次
1章 どう読むか、聖書―福音の中心を求めて(『パウロ 十字架の使徒』(岩波新書)で展開したことがら
なぜ「十字架につけられたまま」なのか ほか)
2章 “処女降誕”物語をどう読むか(当惑の理由;イエスの「処女降誕」物語をどう読むか ほか)
3章 “贖罪論”を、そして“復活”をどう捉えるか(基本にある「インマヌエルの原事実」;十字架の神学 ほか)
4章 イエスとパウロ(パウロは歴史上のイエスに無関心?;内容的(ザッハリッヒ)な対応 ほか)
著者等紹介
青野太潮[アオノタシオ]
1942年静岡県生まれ。国際基督教大学、東京大学大学院を経て、スイス・チューリッヒ大学神学部博士課程修了。神学博士号(Dr.theol.)取得。現在、西南学院大学名誉教授、平尾バプテスト教会協力牧師、日本新約学会前会長(2009年~2017年)。専攻は新約聖書学、最初期キリスト教史。著書の他、共著、訳書、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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