内容説明
現在でも米沢で崇敬を集める上杉謙信。しかし、彼は越後春日山で没し、米沢には足を踏み入れていない。なぜ、米沢で謙信なのか?その答えは、米沢藩上杉家の謙信祭祀にあった。上杉家は「謙信の家」という強烈な意識を持ち、その遺骸を春日山から会津、会津から米沢へと移して、江戸期を通じて祭祀を継続した。また、明治維新後は旧藩士たちが上杉神社の創建に尽力した。本書では四百数十年に及ぶ謙信祭祀/信仰/顕彰の歴史を追い、上杉家歴代当主が御堂で行った、謙信と一体化するための「秘儀」等についても明らかにする。なお復刊にあたり、あらたに補論を採録し、全面的修訂をおこなった。
目次
序章 家祖・上杉謙信と英雄像
第一章 謙信と真言密教―春日山城・聖地化構想の破綻
第二章 御堂の成立―謙信の遺骸と精神的支柱
第三章 米沢藩における謙信の祭祀
第四章 謙信像の継承と変容―越後流軍学と秘密儀式
第五章 御堂炎上と幕藩体制の終焉
終章 近代日本と謙信像―上杉神社と最後の遷座
補論 江戸時代における「上杉謙信」像の形成
著者等紹介
今福匡[イマフクタダシ]
1964年(昭和39年)神奈川県生まれ。歴史ライター。米沢温故会会員、米澤直江會会員、戦国史研究会会員。主に、戦国期から江戸期の上杉家および米沢藩に焦点をあてた著作を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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