志学社選書<br> 木簡学入門

個数:

志学社選書
木簡学入門

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月25日 16時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909868015
  • NDC分類 222.02
  • Cコード C0322

内容説明

地下から陸続と立ち現れる簡牘帛書等の出土文字史料は、いまや中国古代史を研究するうえで避けて通れないものとなった。まとまった簡牘の獲得は二〇世紀初頭に始まるが、その研究が本格的に開始され、「木簡学」が提唱されるのは一九七四年といささか遅れてのことであった。著者は日本における漢簡研究の揺籃時代より、二〇〇二年に急逝するまでの半世紀にわたり「木簡学」分野における国際的なトップランナーのひとりであった。その著者が初学者に向けて著した本書もまた、初刊より三五年を経てなお朽ちぬ魅力をたたえた、「木簡学」の基本書である。

目次

木簡学への誘ない
木簡とは何か―その形と名称
フィールドの木簡と墓中の木簡
対匈奴防衛線の展開―シルク・ロードの探検と木簡
カレンダー―月と日と時と
地方官吏の世界―文官と武官
スクランブル―騎士と戍卒
前線での刃傷沙汰―さまざまな事件やトラブル
冥土へのパスポート
文書政治と帳簿の査察
木簡学の華―冊書の復原
書きつぶしと削り屑

著者等紹介

大庭脩[オオバオサム]
1927年、京都市生まれ。生後ほどなくして大阪府にうつる。1950年、龍谷大学文学部東洋史学科卒業。1953年、同大学院文学研究科東洋史学科修了。聖心女子大学文学部(小林分校)専任講師・助教授を経て、1960年に関西大学文学部助教授、1965年に教授。1994年より大阪府立近つ飛鳥博物館館長。1997年3月に関西大学を定年退職し、同年4月より皇學館大学大学院教授。2000年に皇學館大学学長に就任。2002年11月27日、急性白血病により逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

13
改めて読み直してみると、木簡の形態、発見と発掘、各種の木簡の内容、考古学と文献学のドッキングなど、総合の学問としての木簡学のあり方、書体の問題など、入門書として触れなければいけない問題についてあらかた解説されていることに気付く。「きれいな木簡」と「汚い木簡」、冊書への復原の問題などは、現在も残されているというか、甲骨学など他の出土文献についても通底する問題であろう。2020/11/26

電羊齋

4
木簡とは何かというところから説き起こし、入門書として必要な内容を網羅しつつ、木簡から再構成できる漢代の文書行政、兵制、そして人々の生活を紹介していく。特に木簡からわかる漢代の地方行政、辺境防衛の体制、将兵の戦いと日常業務、前線での刃傷沙汰や借金などのトラブルが生き生きと描かれており、読み物としても面白い。巻末の解説と著者を偲ぶ随想も著者の業績と人柄をよく紹介できている。良書。2021/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16641663
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。