内容説明
私のからだが「心の住み家」となるために。自分自身にくつろいで。身体のわたし―皮膚・髪・ゲーム、羨望、トラウマ…依存、ファンタジー。変わるわたし―新しい体、美容整形、身体改造…トランス、からだのなかにいる。心とからだで“語りnarrative”に聴き入る精神分析。
目次
序章 身体が語るとき
第1章 羨望と母体―美容整形の精神力動
第2章 いったい、誰の皮膚なのか?―屍姦幻想の精神的機能
第3章 純粋な決定の秩序―仮想世界で成長する
第4章 過去なき現在―思春期の性別移行における時間的統合
第5章 もって生まれた身体と、自分そのものである身体
第6章 トラウマと身体―映画《私が、生きる肌》
第7章 分析家の身体―設定と共生的転移
第8章 ラプンツェル再考―髪の無意識的な意味
第9章 カウチから離れて―分析家のトイレの心理的な使い方
第10章 自己の起業家たち―変身リアリティ番組の精神的・社会的機能
著者等紹介
レマ,アレッサンドラ[レマ,アレッサンドラ] [Lemma,Alessandra]
タヴィストック・アンド・ポートマンNHS財団トラスト:心理療法開発部門ディレクター、ポートマン・クリニック:成人対象心理療法コンサルタント。英国精神分析協会の会員であり、ロンドン大学精神分析部門の客員教授、エセックス大学健康人間科学部:心理療法の名誉教授を務めている。また、UCL心理療法介入研究センター:臨床ディレクターであり、ローマ・サピエンツァ大学ウィニコット研究所およびローマ・ウィニコット・センター:客員教授でもある。Routledge“New Library of Psychoanalysis”シリーズの編集者、国際精神分析協会誌の地域編集者の一人である。これまでに、精神分析や身体、トラウマに関する多くの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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