内容説明
コロナ禍による一億総「ひきこもり」化への警鐘。ひきこもりの専門家が「みんな」視線に注目して緊急提言!「病的ひきこもり」に陥らないために気をつけたい12のポイント。
目次
ひきこもりの時代(そもそもひきこもりとは?;新しい「ひきこもり」の定義;ひきこもりではない、と言えますか?;コロナ禍での病的ひきこもりのリスク)
どうしてこもるのだろう(ひきこもる病い;ひきこもりこもごも)
あなたもわたしもひきこもり(ところ変われば?;ひきこもりをつくる社会)
どうとらえてどう対処するか(ひきこもりの評価と治療;ひきこもりへの治療的アプローチ;ひきこもる能力;ほどほどの間をさがして)
みんなのひきこもり時代の処世術(病的なひきこもりに陥らないために;「ひきこもり能力」を身につける;みんなの世界;思春期から卒業するコツ)
著者等紹介
加藤隆弘[カトウタカヒロ]
九州大学病院精神科神経科講師。九州大学病院「気分障害ひきこもり外来」主宰。1974年鹿児島県生まれ。2000年九州大学医学部卒業。精神科医・医学博士。九州大学病院・牧病院・鮫島病院で精神科研修後、ひきこもり臨床に並行して、2005年より精神分析訓練と基礎脳科学研究を開始。2008年日本学術振興会特別研究員、2011年米国ジョンズホプキンス大学精神科「日米脳」派遣研究員、2013年九州大学レドックスナビ研究拠点特任准教授(脳研究ユニット長)を経て、2017年より現職。専門は精神分析・集団精神療法・精神免疫学・うつ病・自殺予防・ひきこもり。2012年帰国後に、専門外来(気分障害ひきこもり外来)を立ち上げるとともに、脳と心の橋渡し研究ラボ(九大精神科分子細胞研究室)を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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