内容説明
複雑に絡み合うさまざまな決定要因―述語の意味、主語をマークする助詞(ガ/ハ)、時間的限定性、語用論的知識など―は、どのような形で結び付き、いずれの要因が叙述の型を決定づけるのか。テンスの総称性という観点から体系化し、そのメカニズムを明らかにする。
目次
第1章 序論
第2章 事象と属性の対立に関わる助要因
第3章 主語と総称性
第4章 目的語と総称性
第5章 非状態動詞におけるアスペクトと総称性
第6章 状態動詞におけるアスペクトと総称性
第7章 結論
著者等紹介
鈴木彩香[スズキアヤカ]
1989年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科一貫性博士課程修了。博士(言語学)(筑波大学)。現在、国立国語研究所プロジェクトPDフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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