内容説明
2024年3月16日の北陸新幹線・金沢~敦賀間の延伸開業で、日本海側に300kmを超える第三セクター鉄道の長大ネットワークが形成された。JR西日本から「並行在来線」として経営分離され、沿線自治体が主体となり、ローカル輸送を主な使命とする第三セクター鉄道会社へと移管。各社とも沿線人口の減少や設備の維持などの課題を抱えながらも、地域に根ざし愛され続ける路線へ生まれ変わろうと努力している。今回の取材・編集に携わった4名が住む、富山県・石川県・福井県の「並行在来線」を運行する第三セクター鉄道と、そこから伸びる第三セクター鉄道・地域鉄道が運行するローカル線のありのままの姿に、豊富な撮りおろし写真と取材記事、書きおろし短編小説で迫る一冊。
目次
富山県(連作短編小説 ローカル線と、季節を越える 富山篇―2023年秋;あいの風とやま鉄道;富山地方鉄道とその沿線;富山県が舞台モデル アニメ『クロムクロ』について)
石川県(連作短編小説 ローカル線と、季節を越える 石川篇―2023年冬;IRいしかわ鉄道;北陸鉄道とその沿線)
福井県(連作短編小説 ローカル線と、季節を越える 福井篇―2024年春;ハピラインふくい ほか)
能登半島(のと鉄道;石川県が舞台モデル アニメ『花咲くいろは』について ほか)