内容説明
3歳から小学生くらいまでの子どもたちにとって、一番すばらしい音楽の教育ってなんでしょう?―音楽を愛する時間をもつこと。頭の中で音楽を鳴り響かせ、正確にイメージできる「音楽的な耳」を育むこと。ヨーロッパを中心に盛んなウィレムスの教育、その知られざる魅力を日本で初めて紹介します。
目次
第1章 自然と音楽が好きになる、ウィレムスの音楽教育(ウィレムスってどんな人?;「音楽を愛することを学ぶ」ウィレムスの教育 ほか)
第2章 子どもの心をつかみ、「音楽的な耳」を育てるレッスン(ウィレムス国際会議とウィレムス国際セミナーに参加して;「音楽的な耳」を育てる実践 ほか)
第3章 ウィレムスの生涯と時代背景(ウィレムスの生涯;ウィレムスの音楽教育の展開 ほか)
第4章 ウィレムスの著作と思想(ウィレムスの著作について;ウィレムスの思想について)
第5章 「4つの段階」による実践と『教育の覚え書き帳』(子どもの年齢に応じた「4つの段階」による実践;ウィレムスの考えと現在の実践 ほか)
著者等紹介
若林一惠[ワカバヤシカズエ]
国立音楽大学音楽学部卒業後、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程ソルフェージュ研究分野修了。同大学院音楽研究科博士後期課程音楽教育研究分野修了。博士論文「エドガー・ウィレムスの音楽教育の意義:その思想および実践の考察を通して」によって博士号取得。博士(学術)。東京藝術大学大学院アカンサス音楽賞受賞。国際ウィレムス連盟(FIW)、日本音楽教育学会、日本ダルクローズ音楽教育学会、日本ソルフェージュ研究協議会、各正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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