出版社内容情報
両親の不仲が原因で四国をめぐるお遍路ツアーに入れられた少年は、動物園から逃げだしたきりんと出会う…心温まる現代のファンタジー
内容説明
あれがほんとうにキリンなら、僕は…直人12歳。へんろ旅のはじまり。書き下ろし小説。
著者等紹介
島村洋子[シマムラヨウコ]
1964年大阪府生まれ。帝塚山学院短期大学卒。85年、コバルト・ノベル大賞を受賞し作家デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れんこ
15
登場人物がごちゃごちゃして少々迷いましたが、楽しい本でした。2015/08/09
学び舎くるみ
4
キリンが大事な役割をするというので借りてきた本。 四国のお遍路さんに出かけた少年直人とハヤシがキリンを目撃した。閉園する動物園から女子大生が逃したのだ。他のお遍路さんや問題を抱えた夫婦が登場したりして、ややこしいんだけど、それぞれが今までと違う物事の見方ができるようになっていく。最後には直人もうんと逞しくなった。中学生ってほんと、急に大人になるよね。いつまでも子どもだと親は思っていたいんだけど。2019/03/08
BlueBerry
3
最初脈絡無さそうな、あちこちから登場人物を増やしていって最終的にキリンで終結させるパターンでした。結構ワクワク出来たから楽しめたのだと思います。お勧めできますね!2013/04/05
リュミエール
1
題名がザ・ピルグリム(=巡礼者)とあるように、四国のお遍路を題材にしたお話ですが、正直キリンの印象が強すぎて、いやもうキリンが主役のお話だったと言っても過言じゃなく、想像していたのとだいぶ違ったので結構拍子抜けでした。また、いろんな夫婦や家族、登場人物のエピソードが挟まれるのですが、個人的に読んでてあまり気持ちの良いものではなく、それぞれの着地も中途半端感が否めないというか、キリン以外は全てぼやけてしまった印象です。軽く読めますが、残念ながら自分には合わなかったようで、素直に楽しむことができませんでした。2021/03/26
遠い日
1
050606【読書ノート/ひとことメモ】がんばれ直人。人は人生の巡礼者だ。2005/06/06