内容説明
詩集。ハワイの日系アメリカ人作家が描く無慈悲なる母としての海のイメージには、喜び、怒り、哀しみ、楽しみといった人間感情のすべてが融解し凝縮されている。
目次
1 エリザベスの詩(雨と赤いバラ;恋文;均整 ほか)
2 ツナミの年(名前;アツコが結婚する日;どこかへ行くこと ほか)
3 画家(祖父が死んだ日;一人息子;習字 ほか)
著者等紹介
コーノ,ジュリエット・サナエ[コーノ,ジュリエットサナエ] [Kono,Juliet Sanae]
1943年ハワイ、ヒロ生まれの日系アメリカ作家、詩人。ローカル・ナラティブを使った手法でハワイの労働者階級の日系アメリカ人の生活を生き生きと描く。現在はホノルル在住。リーワードコミュニティカレッジで文芸創作を教えている
牧野理英[マキノリエ]
日本大学文理学部英文学科教授。専門は現代アメリカ文学、英語圏の日系文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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