京都くれなゐ荘奇譚 - 呪われよと恋は言う

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京都くれなゐ荘奇譚 - 呪われよと恋は言う

  • 著者名:白川紺子
  • 価格 ¥720(本体¥655)
  • PHP研究所(2021/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569901206

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内容説明

「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまった長野の女子高生・澪(みお)。彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。そこで邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は? 京都を舞台に、運命にあらがう少年少女たちの姿と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く、「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術幻想ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

151
「二十歳まで生きられない。長野から出るな」と言われて育った16歳の主人公澪の呪いはどうやったら解けるのか。蠱(まじない)師、邪霊、職神など奥深い呪術の世界、澪の従兄(兄でもある)の蓮、京都の蠱師で転生を繰り返す高良との関係、いい味出してるくれなゐ荘の人たちとのエピソード、いろんな方向から楽しめる厚みのあるストーリーが面白かった。京都を舞台にした新シリーズ。気になる続きがとっても楽しみです。2021/06/27

ツン

119
もっとライトな話を想像していたら、結構壮大な話でした。あれ、京都くれなゐ荘なのに、なぜ長野県なの?と思ったら、まさか行っちゃうなんて。。意外と気の強いヒロインでした。これは止められません。。2021/08/11

SJW

115
まじない師の一族に生まれた高校一年生の澪は、二十歳まで生きられないと言われ育った。京都で邪霊に襲われ、自分にかかった呪いを解くために下宿屋くれなゐ荘に暮らすことになり、数々の邪霊や呪いを祓いながら、自分の出生の秘密を解き明かす展開。邪霊や祟りと戦う澪や兄の漣が魅力的❗2021/08/17

ま~くん

112
「おまえは二十歳まで生きられないよ」。幼少の頃より聞かされてきた忌まわしい言葉。蠱(まじない)師の一族麻績家に生まれた高校一年生の澪。家族に生まれ故郷から出てはいけないと言われ育ってきた。そんな澪は自分でも気付いていないとてつもない力を秘めている。邪霊を引き寄せやすい澪は、度々危険な場面に遭遇するが、その都度高校生の凪高良に助けられる。高良は一体何者か、澪が抱える秘密とは。京都を舞台に巻き起こる摩訶不思議なお話。特におどろおどろしい描写がある訳でもなく、可愛い識神に癒やされた。続編も追っかけてみたい。2022/12/14

ひさか

112
2021年5月PHP文芸文庫。書下ろし。シリーズ1作目。不思議と謎と人の想いを結構ハードな展開で綴ってあって、少しびっくりしました。澪についてきた職神たぬきの照手はかわいいし、澪の学友やくれなゐ荘の人たちの織りなすさまが楽しいのですが、主人公二人の繰り返してきた運命に慄然とします。続きが楽しみです。2021/07/04

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