感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruki
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英語タイトルのEmergence(創発)とEmergency(危機)の間、のセンスに惹かれて読んでみた。前半の創発パートは情報、システムの現在位置の素描を試みているようだが、対象の大きさに比して紙数が少なすぎる感があり、読み飛ばす。後半の危機パートは一部読み応えあり。うつ病の神経科学を踏まえた新理論(グルココルチコイド増加→ミクログリア亢進→神経攻撃→前帯状回不全→扁桃体脱抑制→うつ現前)や、精神分析における身体性の重要さ(欲動、転移)や分析過程での欲動のリズム、カオス的状態との対峙とそこからの回復など。2022/07/16
Go Extreme
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知の創発へ向けて 情報科学のゆくえ 二重性の働きと現実性の創発─システムの未来 現象学のプラグマティクス─内的経験の探り方 哲学にとって未来とは何か─徴候の解釈学 哲学史の未来―哲学史化する哲学 遂行的美学 Lücke─歴史の隙間 スマホ依存の哲学─テクノロジーへの逃避 うつ病の新たな理論とその治療─「ベスリ理論」の挑戦 精神分析の未来 対談:ライフ・レッスン─経験はどこへ向かうか2022/05/11