感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
18
2006年6月に出た本を復刻しました。60年代のロックに限定してるので、ロックンロール、モータウン、リズム・アンド・ブルース、プレスリー、ローリング・ストーンズ、ビートルズ、ブラックミュージック、ジミ・ヘンドリックスなどの魅力を思いつくままに鮎川誠さんが博多弁で語ってます。巻末に鮎川さんが選ぶ60年代の100のフェイバリットアルバムが有りますが、意外にもプログレが入ってますがピンク・フロイドもクリムゾンも69年に出た『モア』と『宮殿』というチョイス。心底ロックに魅入られた魂は娘さん達に受け継がれています。2023/03/21
チョビ
3
鮎川誠の自伝である。ただそれは自分の好きな音楽についてであり、それが全てだったんだろう。九州大学入るのは音楽をするため、シーナを選んだのもそうで、全てが音楽に対して真摯であったということがわかる。人によってはそれを打算的と悪く見える人の方が多いその姿は?鮎川にかかると全く🤷♂️そんな印象を受けず、寧ろ好ましく思える。アメリカの血を持ちながら、生きてる間ずっと福岡を愛し続けたのも、こうした音楽を愛せた環境ゆえんだろう……本当にお会いしたかった。2023/12/13
ウッシー
1
鮎川誠がどんだけロックが好きなのか分かりました。2023/08/26
しいたーけ
1
最高! ロックンロール!2023/04/08
sansdieu
0
本書は、同時代で直接体験した著者が60年代ロックの生成と展開について語り下ろしたものであり、60年代ロックに関する格好の入門書である。 「自伝」と題名に入っているが、「自伝」に関する記述は十数頁しかない。「自伝」とは、どんな記録、解説にも著者の主観や体験が入ってしまうという程度の意味だ。 フェミニズム、人種差別反対について理解を示しながら、音楽を語っていく一方で、ロック、ポップスに反体制的・社会的メッセージを込めるように求めることは思い上がりであり、ただ日々の活力であればいい。それこそが著者の立場だった。2024/10/27