日本語のデザイン―文字からみる視覚文化史

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日本語のデザイン―文字からみる視覚文化史

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784909718112
  • NDC分類 810
  • Cコード C3070

内容説明

日本語が文字で表現される時、どのように記されてきたのか?古代の金属に刻まれた漢字から1980年代に登場したデジタルフォントに至るまで、約2000年にわたる日本語の文字表現の変遷をデザインの視点から考察した読み物です。文化や技術によって、日本語の文字や組み方がどのように変化してきたか。グラフィックデザイナーである筆者が豊富な図版(約160点)で読み解いた意欲作。2002年に出版された『日本語のデザイン』(美術出版社)をもとに大幅に加筆。古代から現代までの日本語の文字デザインを歴史的に俯瞰しています。

目次

1章 日本の文字
2章 ひらがなの構図
3章 女手の活字
4章 画文併存様式の読み方
5章 近代活字の到来
6章 文字産業と日本語

著者等紹介

永原康史[ナガハラヤスヒト]
グラフィックデザイナー。電子メディアや展覧会のプロジェクトも手がけメディア横断的に活動する。2005年愛知万博「サイバー日本館」、2008年スペイン・サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。1997年~2006年IAMAS(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)教授。2006年~2023年多摩美術大学情報デザイン学科教授。2022年に初の作品集『よむかたち デジタルとフィジカルをつなぐメディアデザインの実践』を刊行、著書多数。タイポグラフィの分野でも独自の研究と実践を重ね、多くの著作を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

4
ふむ2024/05/06

あきづき たくみ

3
タイポグラフィーやエディトリアルデザイン、DTPなどに関する書籍は数あれど、この本では日本語の表記に焦点が当てられ、その変化とともに紙面構成の歴史についても学ぶことができる。言語表記に関しては現在の仕事に深くかかわっているので、とても興味深かった。古活字による文字を主とした印刷より、木版による「画文併存様式」が長い年月主流であったという文化的な土壌が、漫画を日本を代表する文化に育て上げたのでは。江戸時代の印刷物のレイアウト、大好き。(装丁︰永原康史+松川祐子/本文デザイン︰松川祐子)2024/10/22

orange21

0
おそらく日本人グラフィックデザイナーは全て読んでおくべきなのではないだろうか。このような知識がなく日本語を扱うのはどこか悲しい感じがしてくる。 学生時代を思い起こさせる本。当時交友関係のあった人間から教えてもらった色々な日本語のこと、素敵な日本語デザインのクラシックたちのことを何故忘れていたのかわからない。今思えばかつて円城塔が東大に来て講義をしたときに語っていた文字の内容と形式の一致を源氏物語に見たというのはこの本画元ネタだったに違いない。2025/02/03

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