内容説明
海岸要塞の兵備は次第に旧式化するので逐次改善しなければならない。三〇榴および四〇榴さらには列車砲を使う構想もあったが、結局一五加を中心とする対潜用の火力体系に絞り込んだ。海岸要塞としては不十分な状態で対米戦争に突入したが、実戦の経験はない。海岸要塞の史実を丹念に掘り起こし、その実像に迫る。
目次
プロローグ―城郭の変遷
第1章 幕末まで(長崎砲台備砲沿革;幕末の沿岸防備)
第2章 明治(名東県より砲台備付火砲返納の申出;六鎮台の徴兵数 ほか)
第3章 大正(廃止すべき堡塁砲台名称表;弾丸整理区分表 ほか)
第4章 昭和(砲台火砲据付調査表;東京湾要塞の現況について ほか)
著者等紹介
佐山二郎[サヤマジロウ]
昭和22年、岡山市に生まれる。拓殖大学卒業。旧陸軍の兵器・器材を中心とした軍事技術史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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